会長挨拶

 
 日本リウマチ学会中部支部学術集会 第31回中部リウマチ学会を開催するにあたり、ここに謹んでご挨拶申し上げます。このような伝統ある学会を担当させていただくことは、誠に光栄なことであり関係の皆さまに深く御礼申し上げます。
 本学会は、1989年に当時国立名古屋病院の長屋郁郎先生をはじめとする諸先生のご尽力で第1回の学会が、他の支部学会に先駆けて開催されました。その後、回数を重ね、今では体制の整った内容も充実した学会となっております。新潟での開催は、第3回、17回、22回、26回で5年ぶりの5回目となります。
 今回の学会のテーマは“協働と調和”(Collaboration & Harmony)といたしました。近年の著しい薬物療法の進歩とともに関節リウマチの重症化は極めて少なくなっています。しかし、感染症をはじめとする様々な併存疾患、経済的負担、高齢(ロコモ、フレイル)などのために、十分な薬物治療が施されず、真の寛解に至らず身体機能障害に苦しむ患者さんがみられます。また、臨床的寛解が達成できても、心の寛解にまで至っていないことがあります。日本では、欧米と異なり、整形リウマチ医と内科リウマチ医とが協働して,薬物治療のみに偏らないRAのトータルマネジメントを、さらに推進していくことが必要です。また、リウマチ医療には、地域間の格差をなくし、専門病院とかかりつけ医との間で役割・機能分担し、最新の情報を取り入れつつ、互いに連携しながら患者を支えていくことが大切です。
 9月の新潟は、穏やかな天候に恵まれ、お米、日本酒、海の幸が大変美味しい季節です。学会参加の合間には新潟の食文化を是非ともお楽しみください。今回のポスターには、僭越ながら私が描いた“いたずら書き”を載せてもらいました。整形外科医として手術記録をいつも絵にして描いているなかで、少しずつ貯めこんでいった作品です。
 ご参加されます方々とって思い出深い有意義な学会となるよう“おもてなし”の準備をして参ります。多くの皆さまの新潟へのお越しを心からお待ち申し上げます。

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