ごあいさつ

 
 第74回NPO法人日本口腔科学会学術集会を2020年4月15日(水)〜17日(金)に、新潟市の朱鷺メッセにて開催させていただくことになりました。新潟での開催は大橋 靖前教授が担当された平成9年(1997年)の第51回大会に次いで2回目ということとなり既に23年を経過しました。今回は北日本地方部会の代表理事をさせていただいている関係でお任せいただきましたが、大変光栄なことで、身の引き締まる思いです。
 日本口腔科学会は日本医学会の第31分科会としてその歴史は古く、平成25年春の創立100周年から既に7年を経過しようとしています。本来歯科医学として始まったのでしょうが、医学全体に影響する内容を対象としていると思います。近年ではますます医療における歯科の役割が見直され、医科歯科連携、口腔疾患の全身への影響などなど、これまでの歯科領域を越えて多くの分野で歯科の重要性が報告されています。その期待に応えるべく、しっかりとしたエビデンスに基づき、医学の中に口腔科学を活かし、医療の中に口腔科として歯科医療をどう活かすか、それにより医療本来の目的である「患者さんのために」なる総合的な医療が提供されることになれば、口腔科学を専門にする者にとってこの上ない喜びと思います。そこで今回のテーマは「口腔科学を活かす」とさせていただきました。
 既にある程度の予定が決まりつつありますので、概要をお知らせいたします。特別講演、海外招待講演、教育講演、シンポジウム5題、プレコングレスセミナーの他、学会からの企画として、教育研修会、宿題報告、指名報告、さらには日本学術会議主催のシンポジウム、ランチョンセミナーなどを組ませていただきました。特別講演はWHO西太平洋事務局長の葛西 健先生、海外招待講演はベルン大学顎顔面口腔外科の飯塚建行先生を予定しております。また、教育講演は、新潟清酒について新潟県醸造試験場の金桶光起場長と新潟大学において日本酒学を開講している本学生理学講座の岡本圭一郎先生にお話しいただきます。シンポジウムは「再生医療を先導する口腔科学」「歯科に求められる摂食嚥下の基礎・臨床研究」「各地におけるコホート研究の取り組み ─ 口腔と全身との関連 ─」「肉芽組織の臨床 ─ 特に歯内療法・インプラント処置に対する対応(口腔病理)」「歯科AIの現状と可能性(歯科放射線)」です。また、会員懇親会は4月16日の夕方にサテライトセミナーが多いことから15日の夜に設定させていただきました。15日は諸会議の他にプレコングレスセミナーを計画しておりますので、是非前日の午後から新潟入りし、楽しんでいただきたいと思います。
 多くの先生方お誘いあわせの上ご参集いただき、活発に意見交換をしていただくことにより、三日間が皆様にとってそして歯科・口腔科学会にとって実りあるものになると信じております。教室員一同鋭意準備・運営いたしますので、ご協力いただけますようよろしくお願いいたします。

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