ごあいさつ

 
第63回日本手外科学会学術集会開催にあたって
坪川 直人
一般財団法人新潟手の外科研究所 新潟手の外科研究所病院
 この度、第63回日本手外科学会学術集会を2020年(令和2年)4月23日(木)・24日(金)に朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターで開催させていただきます。歴史ある学会を開催できることを大変光栄に思っております。
 本邦では、田島達也新潟大学名誉教授が米国から手の外科を導入され、津下健哉広島大学名誉教授とともに手外科の基礎を築かれ現在に至っております。今回のテーマは、かつて田島達也先生が新潟大学の卒業生に送ったドイツ語の一文 ”Lesen, Denken, und Arbeiten” といたしました。手外科医を目指す者として、国内外から様々な知識を吸収し、よく考え自分のものとし、学業及び日常の診療の糧とせよとの教えと思っております。
 本学会では海外における最新の手外科現状を海外招待講師からご講演いただきます。また国内講師の先生方からの教育研修講演を通じて、手外科医としての必要な知識、手術手技の確認を行いたいと思っております。また、特別講演として事故で両手を失ってから画家、詩人として活躍されている阿蘇風の丘大野勝彦美術館 大野勝彦館長の講演を予定しております。
 残念ながら社会における手外科の認知度は高くありません。手外科医の目指すものは手外科治療を通じて社会にどれだけ貢献するかということであり、現在行われている治療がどれだけ患者に恩恵を与えている正しい治療なのかを検証しなければなりません。今まで行われてきた治療を検討し、治療の妥当性を確認したいと思っております。また新しい治療は若手医師の自由な発想から生まれてきますが、その確立には基礎研究、および正しい知識に基づいたものでなければなりません。新潟手の外科研究所は大学の枠を超えて、日本国内の若手の手外科医に対しての教育に努めてまいりました。手外科専門医をめざすための、知識と実践の確認ができる学会を目指したいと思っております。多くの会員の参加をお願いいたします。 
 

Page
Top